無職にも、様々な属性の人がいると思います。
大きくわけると4つ。
(1)きちんとした職歴がある(→再就職できる可能性が高い人)
(2)きちんとした職歴があるが高齢なので再就職が難しい
(3)職歴がないが若い(20代前半とか)
(4)職歴がなく若くない(→ちょっと前の私w)
おそらく(1)と(3)の人は就職できるんでしょうね。
問題は(2)(4)の人。
はっきり言って、良い就職先を探すのが難しいです。
私は、20代後半職歴なしで就活した経験がありますが、まともな仕事に就ける気がしませんでした。(くわしくはプロフィールを見てください。)
日本の社会には暗黙なルールが存在していて、
そのルールから少しでもはみでると再起不能な仕組みになっております。
たとえば、
既卒で空白期間が長いと就職できないとか
転職回数が多いと不利とか
高齢だと不利とか
その他もろもろ。
ここであぶれた多くの人が「人生あきらめモード」に突入します。
何を隠そう、昔の私がそうでした。
いや、厳密に言うと、絶望モードかな。
しかし、今思えば、そこまで精神的に追いつめられる必要はなかったんです。
1つの大きな選択肢が残されていたので。
それが「起業」です。
「はい?起業なんてお金がかかるのでは?」と思うかもしれません。
たしかにリアルではそうですね。起業じゃなくても、自分のレストランをもつにせよコンビニをもつにせよ、お金はハンパなくかかります。リスクもハンパありません。
しかし、ネットの世界は別です。
資金はほぼ0円です。
あえていうなら、毎月のサーバー代くらい。
このブログ以外にも、私はホームページをいくつか所有しているのですが、全部あわせて費用は月1千円程度です。(もっと安いところで借りれば月200円くらいで済むのですが。)
それでいて、費用をはるかに上回る額の収入をもたらしてくれています。
さらに、金銭的なリスクも0です。起業資金が0なので借金する必要ないし、オフィスも借りる必要もなければ人を雇う必要もありません。
失敗しても最悪、お金を大きく損することはないのです。
こうやって書くと「勧誘乙乙」と思うかもしれません。まあ、ぶっちゃげ、そういう部分もありますがw
でも、私は、好きも嫌いも、ネットで稼ぐ以外に生きる道がなかったのです。
ネットで稼ぐと聞くと、スマートに片手間で稼ぐイメージがあるかもしれませんが、実際はそうではなく、非常に非常に地味な生活です。一日中PCの画面の前でカチャカチャやるだけで、誰ともしゃべらない日が続きます。
特に稼げていない時期なんて、毎日不安で不安で、何度辞めて就職しようと思ったことか。(特に1年前。)
私の周りにはなぜか脱サラしてネット起業するのに興味がある人が多いのですが、基本的には勧めていません。
そんなに片手間で稼げるもんじゃないし、今の社会的地位を捨ててまでやるほどのものではないのです。
しかし、昔の私のように、軽く人生詰みかけている人は別です。
バイトや派遣で一生きつい思いしながら生きていくのと、1年間ちょっと頑張って今後の人生自由に生きていくのを両天秤にかけたら、どちらがいいか答えは決まっています。
現代は不況で厳しい時代だといわれていますが、ちょっと視点を変えてみれば、誰でも簡単に起業できる恵まれた時代です。
もちろん、起業というからには、お小遣い感覚でやるのではなく、きちんとビジネスのつもりでやるべきですが、それにしても敷居が低いなあ~と感じます。
社会のセーフティーネットがどうのこうの議論されていますが、
インターネットこそが社会のセーフティーネットの役割を担うべき、いやすでに担っているのではないかと思う今日この頃です。