さて、あなたは「金持ち父さん貧乏父さん」という本を読んだことがありますか?
全世界で三千万部も売れた超ベストセラーです。
一言で内容を説明すると、
「お金のために働くのでは、一生ラットレースから抜け出せない。
自由になるためには、不労所得を築いて自分のためにお金を働かせよう。」
という本です。
不労所得というのは、働かなくても自動的に入ってくる収入のことですね。たとえば、不動産とか。
私は、随分前にこの本を読みましたが、その時、理屈は理解したものの、「果たしてこんなことが実現可能なのだろうか?」と疑っていました。
不労所得を築いて悠々自適に暮らしている人なんて、見たことありませんでしたし。
しかし、3年前、カナダに行った時に考えが変わります。
私は以前、英語を学ぶためにカナダのバンクーバーで語学学校に通いながら2カ月間だけ生活したことがあります。
そこで、どっぷり英語環境に浸るつもりだったのですが、慣れない海外生活で完全にホームシックになってしまい、あまり外国人とからまず、日本人とばかりつるんでいましたw
最初はカナダ人の家にホームステイしていたのですが、馴染めなくて、家を出て、アパートを借りることにしたんです。(ちなみに、カナダには不動産仲介業者はなく、直接、大家さんと交渉するシステムです。)
さっそくネットで良さげな物件を見つけ、下見に行くことに。
その時現れたのが、40くらいの太った白人のオッサン。
彼が大家だということで、アパートを色々案内してくれました。
で、あることに気づいたんです。
住人が全員日本人だということに。
ここは、いわゆる「日本人宿」だったんですね。
ホームシックで日本が恋しくなっていた私は、そっこうでこのアパートに住むことに決めましたw
即入居可能だったんで、すぐに越して、それからは、ほとんど日本語だけの生活になりました。
この大家のカナダ人も昔日本に住んでいたことがあって、少し日本語ができたんです。
引っ越してから間もない、ある日のこと、大家から信じられない言葉を耳にします。
「ワタシ、ヒコウキ、カッタ」
は? ひ、飛行機を買っただと?
一瞬、信じられませんでしたが、嘘ではなく本当のようで、小型セスナ機を購入したとのことです。
よく聞くと、他にもBMW2台にくわえて、ヨットまで所有しているのだそう。
どこにそんな金があるんだ!?と思いましたが、どうやら彼は、不動産の他に、複数のビジネスを持っているのだとか。(カナダだけなく、日本にも別のビジネスを持っているらしい。)
くわしいことは聞けませんでしたが、おそらく経営は他人に任せて、自分はビジネスオーナーという立場にいるんでしょう。
だから、せっせと働かなくても、あふれんばかりの収入が懐に入っているのです。
不動産オーナーであり、ビジネスオーナー。
「金持ち父さんは実在するんだ!」
あの本を読んだ時は、半信半疑でしたが、このカナダ人のおっさんに会って、私の中でメンタルブロックは外れました。
つまり、「不労所得を築いて、経済的自由・時間的自由を得ることは可能なんだ」と心の中から納得できたんです。
あれから3年。
自分でビジネスをしている現在、この「不労所得を築く」という考え方は強く意識しています。
・・・長くなったので、続きは次回にします。
次回⇒ 不労所得を築く方法